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by uniconlabo

2012.09.17. 大学進学、地元志向さらに

 日経新聞jが、文科省の2012年度学校基本調査にもとづく旺文社の分析結果を記事にしている。

 高校生の進学先が、地元か比較的近隣の大都市に集中する傾向がさらに強まっていることを明らかにしている。ただ、「(地元志向は活性化につながるが)グローバル化時代に大学進学の時点から”内向き志向”が顕著になっている」との指摘が、否定的側面としての評価だとすると、一方的にすぎないだろうか。

 「『地元だから』」という理由だけで選ばれる地方大学に未来は期待できない」し「近隣の学生しか来ない大学が、海外の学生を呼べるわけがない」ことも確かではある。しかし、記事にも書かれているように「多くの高校生が地元に残れば地域活性化にもつながる」ことも間違いないし、実は、それを(地元が)期待して設立された地方の私立大学も少なくない。

 グローバル&ローカルの視点で考えれば、すべての大学がグローバル志向でなくてはならないわけではないし、「地元に根差した」大学の展開・貢献も当然、高く評価されるべきである。問題は、その理念が貫徹されているのかどうかである。「地域貢献」を「看板」に掲げながら、地場産業を支える人材創出にどこまで努力が傾注されているのかがまずは問われなければならない。「いけそうな大学」「親が許してくれる大学」優先の高校生の「受け皿」として安住するような教育内容では何をか言わん、である。
 旺文社の担当者のコメントにある「国公立志向、地元志向、安全志向、就職不安が強い」現在の高校生に対して、それらが交錯する中でいかにサバイバルするかと同時に、それぞれの「志向」「不安」の枠の中でもいかに特徴、強みを発揮するかが問われていると言わなくてはならない。
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by uniconlabo | 2012-09-18 00:00 | 記事紹介