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         週刊東洋経済(2012.10.27号) 特集「本当に強い大学」


 この時期、売上貢献が期待されるということなのだろうが、週刊誌が競って大学問題とくに「大学比較」(ランキング)の特集を企画する。
 大学関係者にとっては、気になる記事ではあるが、必ずしも実感とマッチしない面があり、疑問も拭えないのではないか。そもそも「総合力」として「数値化」された順位にどのような意味があるというのか、と言いたいところだろう。

 前回、『週刊ダイヤモンド』の特集を取り上げた際、「総合ランキングのベスト10は、京都医科大学を除きすべて国立大学(内 医科単科系大学3)という結果になっている。編集部はこの結果に疑問を感じなかったのだろうか」と指摘した。
 今回、指標の組み合わせが異なったことが反映してか、トップ20を比較してみると、「見事に」前誌から医科単科系8大学と、教育単科系2大学が姿を消し、半数が入れ替わっている。前誌の20にない「新顔」は、私立7(前誌では、医科単科系3大学のみであった)、国立2、公立1大学である。なかには、前誌100番台外から3校入っている。
 この2誌の「ランキング」の違いを見るだけでも、はたしてどのような「信頼性」を持つことができるかが明らかになろう、というものである。あえて言えば、「東京、京都、東北、大阪、名古屋、東京工業の6国立大学は双方のベスト10に入っている」が、「偏差値に頼らない大学選び」(『ダイヤモンド』誌)、「本当に強い大学」(『週刊東洋経済』誌)という企画にしては取り立てて「珍しい」情報ではあるまい。

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by uniconlabo | 2012-10-24 15:43 | Close-up Now
 読売新聞が、「東大、9月「始業」を検討…春入学・卒業は維持」との記事を配信している(Yahoo! JAPAN=読売新聞 10月24日(水)9時57分配信より)

 学部新入生の秋入学全面移行を打ち出している東京大学(浜田純一学長)が、現行の春入学を維持したまま、正規の授業を秋から始める学期スケジュールの導入を検討していることが23日、わかった。

 秋入学移行を巡る学内の反対論に配慮した案で、秋までの半年近くは新入生向けの導入教育を行うという。卒業時期は従来通りの3月となる。学内の合意が得られれば、2014年度新入生からの実施をめざすとしている。

 新たな案は、東大が今年4月に設置した、副学長や教員らでつくる秋入学構想の検討会議が9月末にまとめ、各学部・大学院の教授会に「中間取りまとめ」として示した。意見を集約した上で、今年度中に浜田学長に報告する予定。最終判断は浜田学長が下す。

 同案では、入学後の4~5月は「フレッシュプログラム」を実施。受験勉強から離れて、大学で何を学ぶかを考えさせる。夏休みは6~8月とし、海外の著名な研究者や学生を招いた夏季講座「サマープログラム」を開く。希望者は4月から8月末まで、ボランティアや短期留学などをする「ギャップターム(空白期間)」も選択できる。

 授業開始は9月。9~12月、1月中旬~5月を学期単位とする。最終年次の最後の学期は3月で終わる。授業期間の減少を補うため、週ごとの授業時間数を増やすことも検討されている。

最終更新:10月24日(水)9時57分

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 これでは、「大学グローバル化の切り札」「大学改革の核心」といった当初の掛け声はどこに行った、ということになりそうだ。単に、4年間での修学プログラムを3.5年とし、半年間を従来のカリキュラムとは別の教学プログラムを取り込む、ということになりはしないか。
 「核心的課題」は、総長のリーダーシップが発揮されない体質、ということになれば、ほとんどの大学と共通するところとなり、日本の大学の病巣そのものという意味では正しい、と言っては言い過ぎか。
 
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by uniconlabo | 2012-10-24 11:44 | 記事紹介