2012.07.17 全面秋入学 大学及び腰

  朝日新聞が河合塾との調査で、秋入学に全面移行する実現性について「ある」と答えたのが、全体で13.8%(大規模校30.4% 小規模校9.8%)だったと報じている。
  「実現しようと思わない」全体32.9%(大規模=8.7/小規模=38.4)の数字をみると、半年前の「鳴り物入り」とも思えた大学改革の「提案」の熱がすっかり冷めた感がある。
 国際化のために優先すべき事項についての問いで、「留学プログラムの実施、拡充」(55.0%)に比して、「秋入学への全面移行」(1.4%)という回答には、「できることからやる」という現実路線、とみるべきか、あるいは「改革」への抵抗感として、旧態依然たる風土が変わっていない、とみるべきか、見解の分かれるところではあろう。
 大規模校と小規模校の際立った差は、明らかに何かを物語っているし、首都圏の大学、地方私大などと分類していけば、「温度差」はより鮮明になるはずである。浜田純一総長の「東大単独での実施は困難」との考えから、旧帝大や早慶など11大学からなる「教育改革推進懇話会」で全面移行への課題を検討することになり「推進役」が期待されたが、それが1回開かれたのみ、とか、東大内部でも異論があって意見をまとめ切れていない、というのが現実である。
  「5年前後をめどに全面移行」が、どう推移していくか、注目していきたいが、”暗雲”が漂い始めた、と断ずることは早計だろうか。
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by uniconlabo | 2012-07-18 00:00 | 記事紹介