人気ブログランキング | 話題のタグを見る

トピックです。


by uniconlabo

『週刊ダイヤモンド』の特集「大学全比較」と『カレッジマネジメント』最新号

  『週刊ダイヤモンド』最近刊(09.29付)が「大学全比較」の特集を組み
            http://diamond.jp/list/dw
  リクルート社の『カレッジマネジメント』最新号(176号)では、「『志願したい大学』が5年間で変化」を特集している。
           http://souken.shingakunet.com/college_m/
 
 進路を決める重要な時期を狙っての特集であることは間違いないが、読者に何を提供しようとしているのか、気になるところではある。ちなみに、『週刊ダイヤモンド』は発売日当日(09.24.)に「お受験」も盛んな土地柄ゆえか、近くの駅前の書店では売り切れていた。
 






 『週刊ダイヤモンド』の特集では、「教育力」「就職力」「学生獲得力」について数値化し、総合ランキングのベスト10は、京都医科大学を除きすべて国立大学(内 医科単科系大学3)という結果になっている。

 編集部はこの結果に疑問を感じなかったのだろうか。満点を「教育力」45、「就職力」35、「学生獲得力」20にした時点で、ほぼ傾向は類推されたはずである。
 45%の「教育力」の内訳の一つである「教員一人当たり学生数」は、国立大学が圧倒的に優位であることは周知の事実であるし、医系、理工系、教育系と要素が加わればそれが加速することは自明の理。さらに「教育力」のなかに「研究」要素を取り込んだために国立、医系、理工系の大学が軒並みランキングを上げることになった。
 具体的には、「教育研究充実率」(%)を「教育研究費経費÷学生納付金」としたことで、「学費は基本的に負担者に還元する教育(中心に)支出」という私立大学は相手にならない。「教育研究力」(千円)の「(科学研究費補助金+学術研究助成金)÷専任教員数」も、人文科学系、社会科学系に比べて自然科学系は一ケタ補助金が違うことから国立でなくとも特に額が高い医系を擁する大学が軒並みランキングを上げている。国立であっても一橋大学が48位に「沈んでいる」のがこれらの因果関係を如実に証明している。
 もっとも、「偏差値に頼らない大学選び」のパートで「教育力トップ20」に「国立理系が上位に」と書き、豊田工業大学(8位)を除き、ずらっと旧帝大をリストアップしているのだから、このあたり疑問などなく「確信犯」なのかもしれないが。

 一方、リクルート社の『カレッジマネジメント』最新号(176号)では、「『志願したい大学』が5年間で変化」を特集し、「志願動向」「知名度・志願度ランキング」「5年間の志願校変化」「イメージランキング」を載せている。
 この時期定番の特集だが、『ダイヤモンド』誌の「学生獲得力」の項目の中に「志願者数の増減率=(2012年志願者数―2007年志願者数)÷2007年志願数×100」があるので、比較してみるのも面白いかも。
by uniconlabo | 2012-09-26 17:14 | Close-up Now